MSNゲームとは?2011年にNHN Japanと共同開設したポータルサービス

パソコンでゲームを楽しむ

かつて「MSNゲーム」という名前のブラウザゲームポータルをご存知でしょうか。2011年1月17日、MicrosoftとNHN Japan(現LINE)が共同でスタートさせたサービスで、NHN Japanが運営する「ハンゲーム」のゲームコンテンツをMSNポータル向けに再構成して提供したものです。2010年12月14日に正式発表、翌月にサービス開始という非常に短いリードタイムでの立ち上げでしたが、サービス開始時点で143タイトルという大ボリュームのラインナップをいきなり揃えてきました。

出典:GameBiz

ジャンルはソーシャルゲーム(12タイトル)・RPG(16タイトル)・スポーツ・アクション(10タイトル)と幅広く、「チョコットランド」「真・女神転生IMAGINE」「プロ野球ファミスタオンライン2010」「Dragon Nest」「Happy Island」「Happy Pet」「Chocolate Land」といった人気タイトルが名を連ねていました。基本プレイ無料・アイテム課金制を採用し、アバター・ブログ・チャットなどのコミュニティ機能も充実していました。MSNゲームアカウントだけでなく、既存のハンゲームメンバーシップでもログインできる仕組みで、幅広いユーザーが参加しやすい設計でした。

出典:MarkeZine

当時のMSNはポータルサイトとして天気・ニュース・メールに加えてゲームも取り込もうとしており、ハンゲームとの協業はその戦略の一環でした。PCで手軽にブラウザゲームを楽しめる環境として、仕事の合間や休憩時間にちょっとだけ気軽に遊ぶカジュアルユーザーをターゲットにしていました。NHN Japanが保有していた約260本のゲームの中から選りすぐった作品を提供するというスタイルで、品質と数量のバランスを意識した充実のラインナップだったようです。

旧MSNゲームポータルの終了と、海外版zone.msn.comとの違い

日本版MSNゲームポータルは、その後サービスを終了しています。NHN JapanがLINEへとブランドを統合していく流れの中で、ハンゲームとMSNのコラボも幕を閉じました。現在「msn ゲーム」で検索しても旧ポータルには到達できず、アクセスできない状態になっています。

一方、海外版の「zone.msn.com」は日本版とは別系統のサービスです。もともとMicrosoftが独自に運営していた「Internet Gaming Zone」が起源で、現在は「Microsoft Casual Games – The Zone」として引き続き稼働し続けています。こちらはNHN Japanとは無関係のMicrosoft直営プラットフォームで、ソリティア・麻雀・パズルなどシンプルなカジュアルゲームを中心に展開しています。日本向けには「msn.com/ja-jp/play」からもMicrosoft公式のゲームにアクセスできます。