
マザーズ指数の現在の名称は「東証グロース市場250指数」
東証マザーズ指数は、2023年11月6日に東証グロース市場250指数へ名称が変更されました。名称変更に伴い、東証マザーズ指数先物も東証グロース市場250指数先物へ変更されています。
現在も金融情報サイトや証券会社の一部画面では、旧名称や旧来のシンボルが残っている場合があります。ただし、公式名称は東証グロース市場250指数です。
東証グロース市場250指数の基本的な仕組み
東証グロース市場250指数は、東証グロース市場指数の構成銘柄を母集団とし、上場時価総額を基準に選ばれた銘柄で構成される株価指数です。
- 基準日:2003年9月12日
- 基準値:1,000ポイント
- 算出方式:浮動株ベースの時価総額加重方式
- 定期入れ替え:原則として年1回、10月最終営業日
- 1銘柄当たりのウエイト上限:定期入れ替え時に20%
- 配当なし指数:取引時間中に15秒間隔で算出
- 配当込み指数:終値ベースで算出
時価総額加重方式では、原則として時価総額の大きい企業ほど指数に与える影響が大きくなります。構成銘柄すべてが同じ割合で指数を動かすわけではありません。
「250指数」でも常に250銘柄とは限らない
名称には「250」と入っていますが、実際の構成銘柄数が常に250銘柄に固定されているわけではありません。
定期選定では原則として上場時価総額の大きい順に250銘柄が選ばれます。ただし、グロース市場への新規上場銘柄は、一定の条件のもとで新規上場日の翌月最終営業日に追加されます。上場廃止や市場区分の変更、TOPIXへの追加などによる除外も行われます。
そのため、次の定期入れ替えまでの間に構成銘柄数が250を上回ったり、下回ったりすることがあります。JPXが公表したファクトシートでは、2026年6月30日時点の構成銘柄数は270銘柄でした。
マザーズ指数のリアルタイムチャートはどこで見られる?
現在の指数を確認する場合は、「マザーズ 指数 リアルタイム チャート」ではなく、「東証グロース市場250指数」または「グロース250」という名称で確認するのが確実です。
主な確認先には、次のようなものがあります。
- 日本取引所グループの株価指数情報
- SBI証券や楽天証券などの証券会社のマーケット情報
- 大手金融情報サイトの国内株価指数ページ
- 証券会社のスマートフォンアプリ
サービスによっては、表示される指数値がリアルタイムではなく、数分以上遅れている場合があります。「リアルタイム」「ディレイ」「更新時刻」などの表示も確認してください。
指数チャートを見るときのポイント
指数の上昇や下落だけで市場全体を判断するのではなく、次の項目もあわせて確認すると状況を把握しやすくなります。
- 前日比と騰落率
- 売買代金と出来高
- 値上がり銘柄数と値下がり銘柄数
- 指数への寄与度が大きい銘柄の動き
- 日経平均株価やTOPIXとの強弱の違い
- 国内外の金利動向
グロース企業は将来の利益に対する期待をもとに評価されやすいため、金利上昇局面では株価が下落しやすくなる場合があります。ただし、金利だけで値動きが決まるわけではなく、企業業績や需給、海外市場の動向なども影響します。
マザーズの構成銘柄一覧を確認する方法
現在の「マザーズ 構成銘柄 一覧」に相当する情報は、東証グロース市場250指数の構成銘柄一覧です。
構成銘柄は新規上場、市場変更、上場廃止、定期入れ替えなどにより変わります。最新情報を確認する場合は、日本取引所グループの「株価指数ラインナップ」や「構成銘柄の定期選定」に関する資料を利用するのが基本です。
個別銘柄を確認するときは、構成比率にも注目しましょう。時価総額加重型の指数では、構成比率が大きい銘柄の株価が変動すると、指数全体も影響を受けやすくなります。
グロース市場の全銘柄と250指数の構成銘柄は異なる
東証グロース市場に上場しているからといって、必ず東証グロース市場250指数に採用されるわけではありません。
グロース市場全体の動きを示す「東証グロース市場指数」と、時価総額を基準に選定された銘柄を中心とする「東証グロース市場250指数」は別の指数です。銘柄一覧を確認するときは、どちらの指数を見ているのかを確認する必要があります。
マザーズ指数の過去最高値と過去データ
東証マザーズ指数から東証グロース市場250指数へ続く指数系列では、2006年1月16日に2,799.06ポイントの最高値を記録しました。
その後は大きく下落し、2008年10月には300ポイントを下回る場面もありました。2020年には新興企業への関心が高まり、指数が1,300ポイント台まで回復した時期もありますが、その後も大きな上下を繰り返しています。
長期チャートからわかるのは、グロース企業の株価は上昇時の勢いが大きい一方、相場環境が変わると下落幅も大きくなりやすいことです。過去最高値からの距離だけを見て「割安」と判断するのは適切ではありません。
過去データを確認するときは、日足、週足、月足など期間を変え、次の点を確認しましょう。
- 高値と安値を付けた時期
- 上昇相場が続いた期間
- 下落時の最大下落率
- 日経平均株価やTOPIXとの値動きの違い
- 売買代金が増減した時期
指数へ投資する方法にはETFと投資信託がありますが、個別株とは手数料や売買方法が異なります。買う前に知っておきたい違いと注意点は次のページで解説します。




