投信つみたてとは?NISAとの違い・おすすめ銘柄の選び方・SBI証券や楽天証券の始め方を解説

投信つみたてアプリでは何ができる?

証券会社の投信つみたてアプリでは、投資信託の検索、積立設定、保有資産の確認、運用状況の確認、設定金額の変更などができます。ただし、利用できる機能はアプリごとに異なります。

SBI証券の「投信つみたてアプリ」では、積立対象ファンドの検索や設定、保有状況の確認などが可能です。セゾン投信には、資産評価額や資産構成を確認できる取引アプリ「セゾンとつづく」があります。

投信つみたてアプリにログインできない場合の確認事項

SBI証券の投信つみたてアプリにログインできない場合は、次の項目を順番に確認します。

  • ユーザーネームとログインパスワードが正しいか
  • 取引パスワードを誤って入力していないか
  • アプリが最新版になっているか
  • スマートフォンのOSが推奨環境に対応しているか
  • FIDO認証または電話番号認証の設定が必要になっていないか
  • 通信障害やメンテナンスが発生していないか

SBI証券では、投信つみたてアプリへのログインにFIDO認証または電話番号認証が必要です。機種変更後などは、認証設定の再確認が必要になる場合があります。

iPhoneのスマート句読点にも注意

iOS版アプリでは、スマートフォンの「スマート句読点」が有効になっていると、パスワードに含まれる一部の記号が自動的に別の記号へ置き換えられ、ログインに失敗する場合があります。

該当する場合は、iPhoneの「設定」から「一般」「キーボード」と進み、「スマート句読点」をオフにして再入力します。何度もログインに失敗するときは、推測で入力を繰り返さず、公式のパスワード再設定や問い合わせ窓口を利用しましょう。

投信つみたての金額や銘柄を変更する方法

積立金額、買付日、決済方法などは、証券会社のWebサイトやアプリにある「積立設定一覧」から変更できるのが一般的です。

  1. 証券会社へログインする
  2. 投資信託の積立設定一覧を開く
  3. 変更したい銘柄を選択する
  4. 金額や買付日などを入力する
  5. 取引パスワードを入力して確定する

クレジットカード決済では、次回買付分の変更期限が通常の現金決済より早い場合があります。締切日を過ぎると、変更前の金額で買い付けられることがあるため注意が必要です。

銘柄を変更したい場合は、現在の積立設定を解除し、新しい銘柄を設定する方法が一般的です。既に保有している投資信託が自動的に新しい銘柄へ交換されるわけではありません。

投信つみたての解約タイミングは?

「投信つみたての解約」には、次の2つの意味があります。

積立設定を解除する

今後の自動買付を停止する手続きです。積立設定を解除しても、それまでに購入した投資信託は口座に残ります。保有を続ければ、その後も基準価額の変動によって評価額が増減します。

保有している投資信託を売却する

保有商品を換金する手続きです。売却すると、その時点の基準価額などに基づいて損益が確定します。投資信託は注文した瞬間の価格で売れるとは限らず、商品ごとに定められた基準価額で取引されます。

売却のタイミングは、相場の予想だけでなく、資金を使う時期や当初の運用目的から判断します。住宅購入、教育費、老後生活費など、使う時期が近づいた資金は、必要になる直前に全額売却するのではなく、複数回に分けて現金化する方法もあります。

一時的な値下がりだけを理由に慌てて売却すると、相場回復の機会を逃す可能性があります。一方、生活費が不足しているのに積み立てを継続する必要もありません。家計に負担がある場合は、まず積立額の減額や一時停止を検討しましょう。

投信つみたてに確定申告は必要?

確定申告の必要性は、投信つみたてを行った口座の種類や取引状況によって異なります。

口座の種類基本的な取扱い
NISA口座対象となる売却益や分配金は非課税で、原則として確定申告不要
特定口座・源泉徴収あり金融機関が税額を計算して源泉徴収するため、原則として確定申告不要
特定口座・源泉徴収なし年間の所得状況によって確定申告が必要
一般口座自分で損益を計算し、必要に応じて確定申告

課税口座で公募株式投資信託の売却益などが発生した場合、所得税・復興特別所得税と住民税を合わせた税率は原則20.315%です。

特定口座の源泉徴収ありを利用していても、他の証券会社の上場株式や投資信託の損失と損益通算する場合や、損失を翌年以降へ繰り越す場合には、確定申告を行うことがあります。

NISAの損失は損益通算できない

NISA口座で利益が出ても非課税になる一方、損失が出ても税務上の損失とはみなされません。そのため、課税口座で発生した利益との損益通算や、損失の繰越控除はできません。

投信つみたてでよくある疑問

途中で積立額を減らしてもよい?

多くの金融機関では、積立額の減額や増額が可能です。無理な金額を続けて途中で全額売却するよりも、家計に合わせて金額を見直すことが大切です。

複数の投資信託を積み立てるべき?

複数の商品を持てば必ず分散効果が高まるとは限りません。全世界株式型と米国株式型を組み合わせると、両方に含まれる米国企業への投資割合が高くなることがあります。商品数ではなく、実際の投資対象と配分を確認しましょう。

S&P500と全世界株式を両方買ってもよい?

両方を購入すること自体は可能です。ただし、全世界株式型にも米国株が多く含まれている場合があるため、S&P500を追加すると米国への配分がさらに高くなります。意図した配分であれば問題ありませんが、単に人気商品を2つ選ぶだけでは十分な分散にならないことがあります。

分配金ありと再投資型はどちらがよい?

長期的な資産形成を目的とする場合、分配金を自動的に再投資する方法は、運用を継続しやすい選択肢です。ただし、課税口座では普通分配金に税金がかかる場合があります。また、分配金が多い商品ほど運用成績がよいとは限りません。

積み立てを停止しても手数料はかかる?

積立設定の解除自体は無料であることが一般的です。ただし、保有商品を売却する場合には、商品によって信託財産留保額などが差し引かれる場合があります。保有を続ける間は信託報酬などの費用が信託財産から差し引かれます。

まとめ:投信つみたては無理なく続けられる設計が重要

投信つみたては、投資信託を一定の間隔で自動購入する仕組みです。少額から始めやすく、購入時期を分散できる一方、元本保証ではなく、長期間にわたって評価額が下がる可能性もあります。

S&P500、全世界株式、外国株式などを選ぶ際は、過去の上昇率やランキングだけでなく、投資対象、地域配分、信託報酬、純資産総額、値下がりしたときにも保有を続けられるかを確認しましょう。

また、NISAは投信つみたてそのものではなく、運用益を非課税にする制度です。利用できる場合は税制上のメリットがありますが、NISA口座の損失は損益通算できません。

SBI証券や楽天証券では100円から積み立てられる商品が多く、クレジットカード決済にも対応しています。ただし、ポイント付与条件やサービス内容は変更される場合があります。申し込み前には必ず最新の公式情報と目論見書を確認し、生活に支障のない範囲で始めることが大切です。

<参考サイト>金融庁 NISA特設ウェブサイト / 国税庁 / SBI証券 / 楽天証券 / 野村アセットマネジメント / 三菱UFJアセットマネジメント / セゾン投信 / 資産運用業協会 / 日本証券業協会