ガソリン1Lの値段に占める税金の割合
ガソリンの価格が高いと感じる理由のひとつが、税金の重さです。ガソリン1Lには複数の税金が含まれており、その内訳を知ると価格のしくみがよく理解できます。
| 税の種類 | 金額(1Lあたり) | 適用時期 |
|---|---|---|
| 揮発油税(国税・本則) | 24.3円 | 2026年1月1日〜現行 |
| 地方揮発油税(本則) | 4.4円 | 2026年1月1日〜現行 |
| 税金合計(現行) | 28.7円 | ― |
| 〔参考〕暫定税率込み合計 | 53.8円 | 〜2025年12月31日 |
| 消費税(10%) | 販売価格の10% | 消費税法 |
2025年12月31日をもって揮発油税の「当分の間税率」(暫定税率)が廃止されました。これにより現行のガソリン税は揮発油税24.3円+地方揮発油税4.4円=28.7円/Lとなっています。廃止前の2025年末まではこれに暫定税率が上乗せされ53.8円/Lでした。消費税は「税込み価格」に対してかかるため、税金の上にさらに税金がかかる「二重課税」構造は現在も変わりません。
2026年5月時点の全国平均レギュラー価格は約162〜170円/L程度で推移しており、税金(ガソリン税28.7円+消費税約16円)が価格の約27〜28%を占めます。なお、2026年3月19日からは政府の「緊急的激変緩和措置」として補助金が再開されており、これがなければ店頭価格はさらに高くなる計算です。
ガソリンの危険性と安全な取り扱い
ガソリンは消防法の危険物第4類(引火性液体)に分類されており、引火点は−40℃以下です。真冬の屋外でも常温で気化して引火する危険性があるため、灯油などの液体燃料と比べてとくに慎重な取り扱いが求められます。家庭でポリタンクに保管している灯油と混同しないよう、容器の管理にも注意が必要です。以下の基本的な注意点を確認しておきましょう。
- 容器: 金属製の専用携行缶を使用する。ポリタンクへの詰め替えは静電気発生の危険があり禁止されています
- 保管: 火気・直射日光を避け、換気のよい屋外または倉庫に少量のみ保管する
- 給油: エンジンを必ず停止し、静電気除去パッドに触れてから給油ノズルを操作する
- 漏れへの対処: 皮膚についたらすぐに大量の水で洗い流す。屋内でこぼした場合はすぐに換気し火気厳禁
セルフスタンドが増えた現在、自分でノズルを操作する機会が増えています。セルフスタンドでは給油機に操作手順が表示されているので、初めての方は画面の指示に従いながら落ち着いて操作しましょう。基本手順を守れば安全に給油できます。
まとめ――ガソリンの基礎知識チェックリスト
まとめ
- ガソリンは石油の蒸留で作られる炭化水素の混合物(沸点30〜220℃)で、常温では無色透明
- レギュラー(オクタン価約89)・ハイオク(約100)・軽油(ディーゼル用)はそれぞれ別物
- オクタン価は「ノッキングしにくさ」の指標。車の指定燃料を取扱説明書で必ず確認する
- ガソリン1Lには揮発油税+地方揮発油税で現行28.7円が含まれる(2025年末までの暫定税率込みは53.8円)
- 引火点−40℃以下の危険物。金属製携行缶の使用・エンジン停止での給油が基本ルール
