
暗号資産CFDを比較するときの8つのポイント
「暗号資産CFDのおすすめはどこか」を判断する際は、知名度だけで決めるのではなく、次の項目を比較することが大切です。
- 金融商品取引業の登録状況
- 取扱銘柄と通貨ペア
- 最低取引数量
- 通常時と相場急変時のスプレッド
- ファンディングレートなどの保有コスト
- 取引時間とメンテナンス時間
- ロスカット基準や注文方法
- 年間取引報告書、問い合わせ窓口、システムの使いやすさ
「取引手数料無料」と記載されていても、実質的なコストがゼロとは限りません。スプレッド、建玉の保有期間、ファンディングレート、注文数量による価格差などを総合的に確認してください。
SBI証券の暗号資産CFD
2026年7月21日時点で、SBI証券の暗号資産CFDでは、BTC、ETH、XRP、SOL、DOGEを参照する銘柄が案内されています。個人口座のレバレッジは2倍で、必要証拠金率は原則50%です。
暗号資産CFDの取引手数料は、新規注文・決済注文ともに無料とされています。ただし、買値と売値にはスプレッドがあり、建玉を取引日をまたいで保有した場合は、ファンディングレートの受け取りまたは支払いが発生します。
土日も取引可能な時間帯がありますが、毎日の取引停止時間やメンテナンス時間が設けられています。通常時間と米国夏時間でスケジュールが変わるため、実際の注文前に最新の取引時間を確認する必要があります。
楽天証券で暗号資産CFDは取引できる?
2026年7月21日時点で、楽天証券が公式に案内している楽天CFDの主な取扱対象は、株価指数、商品、VIX指数、米国株式などです。公式の取扱銘柄案内では、暗号資産CFDの銘柄は確認できません。
楽天グループには暗号資産関連サービスもありますが、楽天証券のCFDサービスとは別に考える必要があります。「楽天」という名称だけで判断せず、運営会社、口座、取引商品、税務上の扱いを確認してください。
取扱商品は今後変更される可能性があります。口座開設や入金を行う前に、各社の最新の公式情報を確認することが重要です。
BTC・ETH・XRP・USDTなどの暗号資産用語
BTCとは
BTCはビットコインの通貨単位です。ビットコインは、中央管理者を置かずに取引記録を共有する仕組みを利用した暗号資産です。暗号資産CFDでは、BTCの現物価格を参照する銘柄が広く採用されています。
ETHとは
ETHは、イーサリアムのネットワークで利用される暗号資産です。送金だけでなく、スマートコントラクトの実行に必要な手数料の支払いなどにも利用されます。
XRPとは
XRPは、XRP Ledger上で使用される暗号資産です。国内の暗号資産交換業者や暗号資産CFDで取り扱われている例がありますが、取扱状況は事業者ごとに異なります。
USDTとは
USDTは、米ドルに連動することを目指して発行されているステーブルコインです。ただし、銀行預金ではなく、常に1USDTが1米ドルで換金できることを公的機関が保証しているわけでもありません。
DAIとは
DAIは、ブロックチェーン上の仕組みによって米ドル価格への連動を目指すステーブルコインです。USDTとは発行や価格維持の仕組みが異なります。関連するプロトコルや名称、運営体制が変更されることもあるため、利用時点の仕組みを確認する必要があります。
SUIとは
SUIは、Suiネットワークで利用されるネイティブトークンです。ネットワーク上の手数料支払いやステーキングなどに用いられます。
XTZとは
XTZは、Tezosネットワークで利用される暗号資産です。ネットワークの運営参加や取引手数料の支払いなどに使用されます。
BNBとは
BNBは、BNB Chainをはじめとする関連サービスで使用される暗号資産です。取引手数料の支払いやネットワーク上の各種機能に利用されています。
暗号資産のCAPとは
暗号資産の情報画面に表示される「CAP」は、多くの場合「Market Capitalization」、つまり時価総額を意味します。一般には、現在価格に市場で流通している数量を掛けて計算します。
ただし、流通量の定義やデータの更新時刻は情報提供サイトによって異なる場合があります。また、CAPという文字列が特定のトークン名やティッカーとして使用されるケースもあるため、表示されている画面の文脈を確認してください。
BTC、ETH、XRP、USDT、DAI、SUI、XTZ、BNBなどが市場に存在していても、国内の暗号資産CFDですべて取引できるわけではありません。CFDの取扱銘柄は事業者ごとに限定されています。
暗号資産CFDに関するよくある疑問
暗号資産CFDでは現物の暗号資産を受け取れますか?
通常は受け取れません。暗号資産CFDは価格差を金銭で決済する取引であり、BTCやETHそのものを購入する取引ではありません。ウォレットへの送付や決済への利用を目的とする場合は、現物取引を検討する必要があります。
証拠金以上の損失が出ることはありますか?
あります。ロスカット制度があっても、急激な価格変動などにより決済価格が大きくずれると、預けた証拠金を上回る損失が発生する可能性があります。
暗号資産CFDはNISAで取引できますか?
暗号資産CFDはNISAの対象ではありません。NISAは、一定の上場株式や投資信託などを対象とする非課税制度であり、CFDの損益にNISAの非課税枠を利用することはできません。
少額なら安全に取引できますか?
取引金額を抑えることで損失の絶対額を小さくしやすくなりますが、損失が発生しないわけではありません。最低取引数量、レバレッジ、ロスカット基準、スプレッドを確認し、生活費や緊急時の資金を取引に使わないことが重要です。
まとめ:暗号資産CFDは仕組みと損失リスクを理解して判断する
暗号資産CFDは、暗号資産そのものを保有せず、買値と売値の差額を決済する取引です。値上がりだけでなく値下がりを予想した取引ができ、個人向けでは最大2倍のレバレッジを利用できます。
一方、価格変動、ロスカット、スプレッド、ファンディングレート、システム障害、取引事業者の信用など、複数のリスクがあります。レバレッジ2倍であっても、資金に対する損益の割合は大きくなります。
税金については、2026年7月21日時点では原則として総合課税の雑所得です。将来的な申告分離課税や損失の3年間繰越制度が示されていますが、実際の取引には、その年に施行されている制度が適用されます。
取引を始める際は、銘柄数や手数料無料という表示だけでなく、スプレッド、保有コスト、取引時間、ロスカット条件、年間損益の確認方法まで比較しましょう。
本記事は2026年7月21日時点で公表されている情報を基に作成した一般的な解説であり、特定の暗号資産、取引方法または事業者を推奨するものではありません。税務上の判断は個別の状況によって異なるため、必要に応じて税務署や税理士へご確認ください。
<参考サイト>
金融庁 / 国税庁 / 財務省 / 参議院 / SBI証券 / 楽天証券




