
新NISAの「生涯拠出枠はいくらまで?」「売却すると枠は復活する?」「1,800万円を超えたらどうなる?」といった疑問をまとめて解説します。なお、「生涯拠出枠」は新NISAについて一般的に使われる表現ですが、制度上の正式な名称は「非課税保有限度額(総枠)」です。2026年9月時点では、18歳以上のNISAの非課税保有限度額は1人あたり1,800万円で、このうち成長投資枠で利用できるのは1,200万円までです。

この記事でわかること
- 新NISAの生涯拠出枠と1,800万円の仕組み
- 売却したときに枠が復活するタイミング
- 簿価残高と時価の違い、残りの枠の考え方
- つみたて投資枠と成長投資枠の併用方法
- 1,800万円を超えた場合や夫婦で利用する場合
- 2026年の制度変更とジュニアNISAとの関係
生涯拠出枠とは?新NISAの上限は1,800万円
2024年から始まった新NISAでは、生涯を通じてNISA口座で保有できる金額に1人あたり1,800万円の「非課税保有限度額」が設けられています。
「生涯拠出枠 新NISA 上限 1800万円」という場合、基本的にはこの非課税保有限度額を指していると考えるとわかりやすいでしょう。
年間投資枠と1,800万円の生涯枠は別物
新NISAには、「1年間に新しく投資できる金額」と「NISA口座で保有できる総額」という2種類の上限があります。
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
| 年間合計 | 最大360万円 | |
| 非課税保有限度額 | 合計1,800万円 | |
| 成長投資枠だけの上限 | - | 1,200万円 |
つまり、「毎年360万円を投資できるから、5年間で1,800万円まで利用できる」という使い方は可能ですが、必ず5年間で使い切る必要はありません。NISA制度の口座開設期間は恒久化されているため、自分の資金状況に合わせて少しずつ利用できます。
1,800万円は時価ではなく「簿価」で管理される
特に重要なのが、1,800万円の上限は現在の評価額ではなく、原則として購入したときの金額である「簿価(取得金額)」を基準に管理される点です。
たとえばNISAで100万円分の投資信託を購入し、その後値上がりして150万円になったとしても、非課税保有限度額として使用しているのは基本的に100万円です。
そのため、運用によって資産の時価が1,800万円を超えても、それだけで非課税保有限度額を超過したことにはなりません。
そして、新NISAの1,800万円には「一度使ったら二度と使えない」という意味ではありません。売却によって枠を再利用できる仕組みが設けられています。




